WTRPGは『プレイング』を書く事で物語が動いていきます。また、常に受け身のままではストーリーが進まないのです。ここが用意された道筋を辿る事でハッピーエンドになる形式のゲームとの大きな違いです。
 ここでは、WTRPGでの行動の起こし方、つまり『プレイングの書き方』を簡単に説明しましょう。

●ホームページとオープニングを読もう
 プレイングの第一歩は、ホームページ上に掲載されている情報とオープニングをよく読む事です。ホームページ上には、プレイングのネタとなる様々な情報が、オープニングにはそこで起こっている事や伏線、ヒント等が書かれています。

●キャラクターの立場や性格に適した行動を考える
 オープニングを読み現状を把握したら、貴方のキャラクターがどこで何をしているか想像してみてください。キャラクターに最も適した行動は何なのかを考えるのです。
 例えば、誰かが困っているとします。その人を助けてあげたいと思うなら、『話を聞いてあげる』、『何か役に立つものがないか捜す』、または『遠くから見守る』、『どうしてその人が困っているのか、周りの人に聞いてみる』などなど・・・・一つの物事に対しても、キャラクターによっては幾通りものアプローチの仕方があります。貴方のキャラクターは、どうしますか?

●下書きをしよう
 想像がすんだらプレイングの下書きをしてみましょう。いきなりフォームに入力する前に、テキストで書き出して見みましょう。
 いきなりフォームに入力してしまうと、本当にやりたい事を書く前の説明で字数が一杯になったり、送信前に間違ってデータを消してしまうかもしれません。
 一度書いたものを推敲し、簡潔で判りやすい文章になっているかを確認しましょう。
 折角のプレイングが、言葉が足りずに誤解されてマスタリングされるのは、残念な事です。


■プレイングアドバイス【基本編】
 ここでは、基本的なプレイングの書き方を説明します。プレイングに大事なものは『5W1H』なかでも『動機』『手段』『目的』です。

●5W1H
 5W1Hとは、『いつ(when)、どこで(where)、誰が(who)、何を(what)、何故(why)、どうするのか(how)』をあらわしています。文章の基本となる要素ですが、これがしっかり書き込まれていると、キャラクターがどう行動するのかがはっきり分かりますし、マスターにも意思を伝え易くなります。プレイングの場合、誰がについては貴方のキャラクターなので省略しても構わない要素です。

●動機
 5W1Hの何故にあたる部分で、何故そういう行動をしようと思ったかです。キャラクターの行動のスタート地点に当たります。
 動機は簡単な事でかまいません。ただ、現状とはあまりにかけ離れた動機だと、『はずれた』プレイングになりかねません。また、そのキャラクターの持ち味や、今置かれている立場などから、おのずと動機が決まる事もあるでしょう。
例:(困っている人がいるなら)困っている人を見捨てておけないから・・・・などなど

<動機の意味>
 全く同じ事をするときでも、動機は人それぞれです。重い荷物を持っている人の荷物を持ってあげるという行動を、困っている人を助けたいからする人も、恩を売ってお礼を受けたいからする人も、荷物を奪うためにする人もいます。
 動機が違えば、相手の行動に対する反応も変わりますし、選択が迫られた時選ぶ基準も変わります。

●手段
 5W1Hのいつ、どこでや何をにあたる部分で、どういう方法で何をするのかです。キャラクターの通るルートに当たります。
 仲間と相談して一緒に行動したり、情報交換して誰がどんな行動をするのか考えたりなど、相談のしがいもあるでしょう。ただ、無理は禁物です。持っていない物を使おうとしたり、知らない知識を使おうとしていれば、手段が役に立たない事になります。
例:どうして困っているのか、酒でも勧めながら聞いてみる。時折冗談など交えながら『俺でよければいつでも相談に乗ってやるぜ』と軽い調子で言う・・・・などなど

<手段の意味>
 全く同じ動機で同じ結果を目指すときでも、手段は人それぞれです。重い荷物をもって困っている人を助けたいと思っている時に、荷物を自分が持ってあげるという方法も、2人で一緒に持つという方法も、近道を教えて楽にしてあげるという方法もあります。
 手段が違えば、相手の対応も変わりますし、成功率や結果も変わってきます。

●目的
 5W1Hのどのようにに当たる部分で、行動する事で何を得たいのかです。キャラクターのゴールに当たります。
 人によってその目的は様々です。行動の結果としてどうなって欲しいと望んでいるかを書きます。ある程度の予想のもと、希望的観測で書いてかまいません。マスタリング判断の基準となります。
例:話を聞いてやり、この界隈で流れていると思われる『○○に関するうわさ』を聞きだす・・・・などなど

<目的の意味>
 全く同じ動機で同じ手段を使ったときでも、目的=ゴール地点は人それぞれです。重い荷物で困っている人を助けるために荷物を持ってあげた時に、道が分かれるまでなのか、相手が回復するまでなのか、相手が目的地につくまでなのか。
 目的が違えば、目的を達成する難しさも変わりますし、効果的な手段もかわってきます。


■プレイングアドバイス【応用編】
 プレイングの基本を押さえたら、応用編です。基本のプレイング内容に、もっとキャラクターらしい味付けを加えていくのです。

●キャラクターの特徴、性格を反映させる
 貴方のキャラクターにはどんな癖がありますか? 貴方のキャラクターの性格は? キャラクターはそれぞれ、違った特徴を持っています。これをプレイングに活かしましょう。貴方のキャラクターらしさが浮かび上がるはずです。
例:前項の例では、『困っている人を見捨てておけない』というのが『性格の反映しているプレイング』です。

●自分が何者なのかを認識する
 『エターナルヴォイスLegend〜聖獣の息吹〜』はロールプレイングゲームの一種ですので、貴方には知識がなくキャラクターにはある、又はその逆という現象がありえます。キャラクターの立場・クラスだからこそできうる行動もありますし、できない事もあります。例えば、医者ならば怪我人の治療に長けているでしょうし、商人ならば売り物の価値が判断できるでしょう。自分の立場をはっきりさせる事によって、行動の成功率はあがるでしょう。

●台詞プレイングする
 貴方のキャラクターが選んだ行動には、誰かに何かを話すシーンがあるでしょうか? そんなシーンがあるならぜひ台詞を書いてみてください。素敵な、カッコいい、キャラクターらしい台詞は貴方の行動を引き立てます。
例:前項の例では、『俺でよければいつでも相談に乗ってやるぜと軽い調子で言う』というのが、台詞プレイングです。

●心理描写する
 貴方のキャラクターは、いまどんな気持ちで行動していますか。悲しい、嬉しい、寂しい、感動した、熱血している・・・・等々、喜怒哀楽で表現してみましょう。動機、手段、目的1つ1つにキャラクターの心情や感情を織り込めるようになれば、より一層キャラクターのやりたい事がはっきりしてきます。
例:彼女を見ていると、なんだかこっちまで寂しい気持ちになってしまうので・・・・などなど


■プレイングのポイント
●プレイングはよく考えてから
 WTRPGは多くの人が同時に参加するネットワークゲームですので、一度してしまった行動はやり直しが効きません。いいかげんなプレイングは、だれにも良い影響を与えません。よく考えて、後悔しないプレイングを心掛けましょう。

●周囲を意識する
 WTRPGはキャラクター重視のシステムとはいえ、貴方だけを中心に回っている物語ではありません。プレイングを書く前に、周囲をすこし意識してみましょう。わがままばかりではいけないのです。
 自分のキャラクターを生かしつつ、周囲のキャラクターを生かす事ができるのが良いプレイングと言えるでしょう。

●マスターに誤解されないように書く
 動機、手段、目的がはっきりわからなかったり、キャラクターの言い分があいまいだったりすると、マスターが想像して補うところがでてきます。また、書いている事が矛盾していたり、文が途中でねじれていたりすると、マスターはプレイングを誤解する事があります。もう一度チェックしてから送りましょう。

●簡潔にまとめる
 長すぎるプレイングや、思い切りの良くないプレイングは、キャラクターの本当にやりたい事が何なのか、散漫になって分からなくなってしまいます。やりたい事は簡潔に、一つの事に絞ってしまいましょう。
『あれをしてこれをする。それが駄目なら、これをどこへ持っていき、○○と話をしてから○○する。もし駄目ならやっぱり○○に行き、それから○○と戦って・・・・』といったプレイングは、良いプレイングではありません。


■プレイングのマナー
 ゲームで遊んでいると『裏技』『ハメ技』を発見する場合があります。しかし、それを用いて勝ったからといって、その行為が正当に評価される事はないでしょう。WTRPGでも同じです。ルールの網の目をくぐる行為は、誉められる行為ではありません。
 WTRPGも、ゲームである以上『マナー』があり、ルールがあります。マナーを守らない人は、『失礼な人』と思われて損をしてしまいます。ルールやマナーを守って、みんなでゲームを楽しみましょう。

●無意味な行動・関係ない行動はしない
 シナリオの流れに無理やり逆らって、周囲を混乱に陥れるのは、良いプレイングとはいえません。無理やりマスターの提示に逆らって良くない事ばかりしているのは考えものです。また、無意味な行動も良いプレイングではありません。
 ちょっと極端な例ですが、目の前に敵が出現して、必死で戦わなければいけないという時に『家で漫画を読んでプレステで遊ぶ』というプレイングは『無意味な行動』です。このような行動でキャラクターが死んでしまったりしたら、残念ですよね。

●放送禁止用語や卑猥な話などはやめる
 WTRPGは、インターネットを通して多種多様な人達がたくさん参加している『交流ゲーム』です。社会的な最低限の道徳は守ってください。プレイングにおいてもリプレイにおいても、読むに耐えない残虐描写や性描写などは好まれません。18歳未満の人もいますし、女性の参加者も沢山います。
 マスターにそのような文章を要求するのも、プレイングでそのような行動ばかりかけるのも問題です。常識で判断しましょう。

●悪意は禁物
 WTRPGはたくさんの人が参加しているゲームです。その一人一人が貴方とは違う意見を持っていて、考え方も感じ方も違います。好きなものや嫌いなものも違います。貴方が出会った人の中には、どうしても貴方と気の合わない人もいるかもしれません。
 だからといって、相手の悪口を誰かに言いふらしたり、根も葉もない噂を誰かに話したりする事は良い事ではありません。悪意を持っての行動は、相手を不快にさせるのです。これがもとで、せっかくの楽しいゲームが台無しになるのはとても悲しい事です。

●キャラクターとプレイヤーを区別をする
 WTRPGは、架空世界での冒険を楽しむものです。
 ゲームの性質上、キャラクターのイメージがプレイヤーのイメージに直接結び付いてしまいがちですが、キャラクターとプレイヤーはあくまでも別物なのです。物語の中では、貴方のキャラクターと対立するキャラクターが現れるかもしれませんし、キャラクター同士戦わなければならない事もあるかもしれません。ですが、相手のプレイヤーは貴方を憎んでいるわけではなく、貴方と同じくゲームを楽しむ仲間なのです。それに、好敵手がいたほうがキャラクターも貴方も成長するものでしょう。
 また、キャラクター同士が恋人同士だからといってプレイヤーもそうであるとは限りません。いくら好印象を抱いていても、相手はまだ貴方の恋人ではないのです。馴れ馴れしい態度は禁物です。キャラクター同士が部下と上司の関係でも、そうです。『キャラクターとプレイヤーは別物である』という事を忘れないようにしましょう。

●キャラクターの言動に責任を持つ
 キャラクターとプレイヤーは別物ですが、キャラクターの行動を決めているのは貴方です。
 例えば、たくさんの人に迷惑をかけるようなプレイングを書いておきながら、『キャラクターが勝手にした事だ』『自分には関係ない』、という態度ではいけません。いくら貴方が言い訳をしても、他の人はそう思ってくれないのです。ひどい事をしておいて、言い訳したり無責任な態度をとるのは、貴方もキャラクターも信用を落としてしまう事になります。マナーを守って、快適なゲームをしましょう。

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